北原久仁香ひとり語り

「猩々乱」

平岩弓枝作

チラシの裏面を見る

江戸時代後期
権力が物を言う世の中で
鼓打ちが芸道を守るために魂をかけた大芝居

作家平岩弓枝氏が直木賞を受賞して、今年で60年。
平岩氏は、代々木八幡宮で生まれ育ち、少女時代から幅広い芸事に精通。
能の演目を表題とする『猩々乱』は、その素養が存分に活かされた一作です。
能楽囃子方、小鼓のお家で起きた事件から、
人が背負う十字架と矜持を浮き彫りにします。
会場は、平岩弓枝氏縁の地にある登録有形文化財。
住宅街にひっそりと建つ、代々木能舞台の敷舞台（しきぶたい）です。
http://www.yoyoginoubutai.com/blog/butai.html
戦禍を乗り越え、その姿を残す、本作に相応しい古風な劇空間で、
皆様をお待ちしております。